
外壁塗装はハウスメーカーに頼むべき?メリット・注意点と判断ポイント
新築から10年ほど経つと、そろそろ外壁の塗り替えを検討する時期がやってきます。
「塗り替えはハウスメーカーに頼むものなの?それとも専門業者がよいの?」
そう迷う方は多いと思います。
外壁塗装は、数十万円〜100万円を超えることもある大きな工事です。
だからこそ「すでに知っている、信頼できる相手に任せたい」と思うのは当然のこと。
でも、本当にそれでいいのだろうか・・・。
ハウスメーカーに外壁塗装を依頼するのは、本当にベストな選択なのかどうか、メリットや注意点と、塗装専門業者との違いを比べながら、判断のポイントを整理していきます。
ハウスメーカーに外壁塗装を依頼するメリット
1. 建築図面や仕様の情報がすでにある
ハウスメーカーは、その家を建てた際の図面や仕様情報を保有しています。
たとえば、使用されている塗料の種類、外壁材、構造の特徴などです。
これにより、建物に合った塗料の選定や適切な施工方法を立てやすく、無駄なやり直しも避けやすくなります。
特に、特殊な構造や素材が使われている場合には、その情報を熟知していることが強みになります。
2. 信頼や安心感がある
すでに家を建てた実績があるため、心理的な安心感があります。
「またお願いしよう」と思える相手がいることは、大きなメリットの一つです。
また、ハウスメーカーによっては、建築時の保証やメンテナンス制度の延長として塗装を提案してくることもあります。
たとえば「長期保証が継続できる条件として、定期的なメンテナンスをメーカー指定で行うこと」が求められるケースもあります。
3. 一貫したアフターサービス
ハウスメーカーでは、定期点検や他の修繕とセットで塗装工事を行えることもあります。
「外壁に気になる汚れが…」「他にもドアの立てつけが…」といった相談を一度にできるのは、総合窓口としての強みです。
ハウスメーカーに依頼する際の注意点
1. 費用が高くなりがち
一般的に、ハウスメーカーは塗装の施工を自社では行わず、協力会社(下請け業者)に依頼しています。
その際、中間マージン(仲介手数料)が発生するため、費用が高くなりやすい傾向があります。
実際、同じ内容の塗装工事でも、地元の専門業者と比べて数十万円の差が出ることも珍しくありません。
[※一般社団法人住宅リフォーム推進協議会等による調査より]
2. 対応が遅い・融通が利きにくいことがある
ハウスメーカーの場合、顧客窓口となる営業担当と、実際に現場で作業を行う施工担当が別になっていることがほとんどです。
これは塗装に限らないことですが、お客様の細かな要望が施工担当に正確に伝わりにくかったり、伝達に時間がかかったりする可能性があります。
また、相談から見積もり、契約、そして実際の施工開始までに時間がかかるケースもあり、急ぎで対応を求める場合や、迅速なコミュニケーションを重視する方にとっては、ストレスに感じることもあるかもしれません。
3. 実際の施工業者の技術はメーカー次第
ハウスメーカーが直接施工するわけではないため、実際にどんな職人が来るかはメーカーが選定した下請け業者によります。
当然、すべての業者が同じレベルの技術を持っているわけではなく、ばらつきがあるのも事実です。
専門塗装業者に依頼するメリットとは?
では、塗装専門業者に依頼する場合はどうでしょうか。
まず、自社施工が多いため、中間コストが少なく、価格が抑えられる傾向にあります。
また、地域密着型の業者であれば、現地調査も柔軟で、相談のやりとりもスムーズです。
最近では、最新の塗料(遮熱・断熱・無機塗料など)や施工法についても丁寧に説明してくれる業者が増えており、「相談のしやすさ」という点でも魅力があります。
口コミや施工事例を見て、自分に合った業者を選べるのも利点の一つです。
ハウスメーカー vs 地元業者比較早見表
「施工体制と費用のバランス」で判断を
ハウスメーカーに依頼するのは、「信頼性」「安心感」が欲しい方には適しています。
ただし、費用が高くなる点や、対応の柔軟性に欠ける場面があることも事実です。
一方、塗装専門業者に頼めば、コストを抑えつつ、直接職人とやりとりができるメリットがあります。
ただし、業者選びには慎重さが求められます。
どちらにも良い点注意点があるからこそ、「家を守る大切な工事」として、複数の業者から見積もりを取り、じっくり比較することが何よりも大切です。
あなたの家の塗装工事、グローリーで見積を取ってみませんか?
グローリーは相見積もりを推奨しております。
お気軽にお問い合わせください。