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三階建ての外壁塗装で確認したいこと|足場・上階・見積もりの注意点


三階建て外壁塗装で確認すること


三階建ての外壁塗装について相談を受けるとき、「二階建てと何が違うんですか?」という質問をよくいただきます。

二階建てとの大きな違いは、外壁の高さだけでなく、確認しておきたい場所が増えることです。3階まわりの雨樋やシーリング、ベランダの外側など、普段の生活では目に入りにくい部分にも傷みが出ていることがあります。

足場や近隣への配慮も変わる

また、三階建てでは足場の組み方や近隣への配慮も変わります。隣家との距離が近い住宅地では、足場の設置範囲や高圧洗浄時の水しぶき、塗料の飛散対策まで事前に確認しておくことが大切です。

この記事では、三階建て住宅の外壁塗装を検討している方に向けて、足場の考え方・近隣対応・上階の劣化・見積もりの確認ポイント・工事中の生活への影響までを解説します。


三階建ての外壁塗装で確認する場所が増える理由

ここでは、二階建てと比べてどの部分の確認が増えるのかを、外壁まわりの見え方から整理します。

二階建てであれば、目線に近い1階まわりの外壁はもちろん、2階部分も双眼鏡や脚立があれば状態をある程度は把握できます。

ところが三階建ての場合、3階の外壁・窓まわりのシーリング・雨樋の状態は、地上からではほぼ判断がつきません。

地上から確認できない場所が増える

たとえば、1階の外壁にチョーキング(触ると手に白い粉がつく状態)が出ていると気づいても、3階付近の雨樋がゆがんでいたり、サイディングのつなぎ目のシーリングが割れていたりすることは、地上からではなかなか気づけません。

「1階は傷んでいるのに3階は大丈夫」ということはまずなく、むしろ日当たりや風雨の当たり方によっては、3階のほうが傷みが進んでいることもあります。

屋根まわりの付帯部まで見ることが大切

もうひとつ、三階建てで特有の事情として挙げられるのが、屋根との距離の近さです。

三階建てでは軒の出が浅いケースや、屋根まわりの笠木(かさぎ)・破風板(はふいた)が外壁に近い位置にあることが多く、これらの状態が外壁の傷みに影響していることがあります。

「外壁だけ見ればいい」ではなく、屋根まわりの付帯部まで含めて状態を把握することが、三階建てでは特に重要です。

足場を組む期間は高い場所を確認できる機会

「見える部分だけ問題ない」で判断してしまうと、工事後に2階・3階部分の雨樋やシーリングの傷みに気づき、「その部分も補修対象に入れておけばよかった」と後悔につながることがあります。

外壁塗装で足場を組む期間は、普段は近づいて確認できない高い場所も、職人が直接状態を確認し、必要な補修を検討できる貴重な機会です。

その機会を活かすためにも、事前に何を確認すべきかを知っておくことが大切です。


三階建ての外壁塗装では足場の組み方を確認しておく



足場は作業のための仮設物ですが、三階建てでは安全面への影響が二階建てより大きくなります。

高い位置での塗装作業・高圧洗浄・シーリング工事などをおこなうためには、職人が安定して立ち作業できる足場が必要です。

また高さがあるぶん、三階建ての作業では風の影響も考える必要があります。

作業範囲をしっかり囲うため、メッシュシートの取り付け範囲も二階建てより広くなることがあります。

建物まわりの条件で足場計画が変わる

  • 隣家との距離が狭い側では、足場を組む幅が限られることがある
  • 前面道路が狭いと、足場材を搬入する車両の動線に制約が出ることがある
  • カーポートやテラス屋根が外壁の近くにある場合、足場の柱や部材が屋根に干渉し、養生や屋根パネルの一時取り外しが必要になることがある
  • 外部に設置された室外機や給湯器まわりでは、足場との干渉を確認しておく必要がある

こうした条件は建物ごとに異なるため、実際に現地を見てもらわないと判断がつかない部分が多くあります。

見積もりの段階で、「どの面にどう足場を組むか」を業者に説明してもらうと、作業できる範囲や、養生・仮解体が必要な場所を事前に把握できます。

隣家との距離が特に狭い場合

隣家との距離が特に狭い場合、目安として50cm未満ほどになると、通常の枠組み足場が組めないことがあります。

そうした場合は、単管足場(丸パイプを組み合わせた足場)やローリングタワーなどで対応するケースがあります。

ただし、通常の足場と比べると、職人が安定した姿勢で作業しにくかったり、足場の上を横に移動しながら作業できる範囲が限られたりすることがあります。

狭い面の作業方法は事前に確認する

そのため、狭い面をどのような方法で塗装するのか、安全に作業できる状態をどう確保するのかを、事前に確認しておくことが大切です。

「隣家側は後でやる」「その面は手が届く範囲だけ」という提案が出てきた場合には、具体的にどこまで塗れてどこが塗れないのか、写真や図で説明してもらうようにしてください。

曖昧なまま工事が始まると、「塗っていないのに塗った扱いになっている」というトラブルに発展することがあります。


三階建ての外壁塗装では近隣への伝え方も確認しておく



外壁塗装の近隣挨拶は、一般的に工事の3〜5日前に済ませておくことが多いですが、三階建ての場合は伝える内容が少し増えます。

作業の位置が高くなるぶん、近隣の2階・3階の窓に近い場所での作業が発生します。

高圧洗浄の水しぶき、塗料のにおい、作業音、ほこりなどが、二階建ての工事より上の範囲まで届くことがあるためです。

高圧洗浄や足場工事の日程を事前に伝える

近隣挨拶では、工事の詳しい内容をすべて説明する必要はありません。

ただ、三階建ての場合は作業位置が高くなるため、足場を組む日や高圧洗浄の日など、近隣の方に影響が出やすい日程は事前に把握しておくと安心です。

たとえば、次のような内容です。

  • 足場を組む日と解体する日
  • 高圧洗浄をおこなう日
  • 塗装作業のおおよその期間
  • 車や洗濯物に注意が必要な日があるかどうか

これらは、業者が近隣挨拶でどこまで伝えてくれるのかを確認しておきましょう。

挨拶する範囲は現場に合わせて考える

挨拶に回る範囲は、両隣・真後ろ・道路を挟んだ向かいの4軒を基本にすることが多いですが、三階建ての場合は高圧洗浄時の水しぶきや、足場設置時の音が少し離れた住宅に届くこともあります。

現場の状況によっては、業者と相談しながら挨拶する範囲を少し広げておくと、高圧洗浄や足場設置の日程を近隣の方にも事前に知ってもらえ、作業音や工事車両の出入りにも理解を得やすくなります。

植栽や駐車スペースへの養生も確認する

また、隣家の植栽や駐車スペースが近い場合は、塗料や洗浄水がかからないように、どのような養生をするのかも業者に確認しておきましょう。

植栽は一度塗料が付着すると洗い流しにくく、状態によっては傷めてしまうこともあります。

近隣対応は業者が行うことも多いですが、施主側も「どの日に、どんな工事があって、どのような配慮が必要なのか」を知っておくと、近隣の方から質問があったときにも落ち着いて対応できます。


3階まわりのベランダ・雨樋・シーリングも確認する



外壁塗装というと、外壁面の塗り替えに注目しがちですが、三階建てでは足場を組む機会に合わせて確認しておきたい場所がほかにもあります。

ベランダまわり

2階・3階にベランダがある場合、床の防水状態・手すりの付け根・外壁との取り合い部分(境界部分)を確認してもらうことが大切です。

ベランダの床防水が劣化したまま放置すると、下の階への雨漏りにつながることがあります。

ここは、足場がある間でないと、職人が直接手を触れて状態を確認できない場所です。

防水工事の必要性は写真と合わせて説明してもらう

ベランダ防水の工法にはいくつかの種類があり(ウレタン防水・FRP防水など)、すでにある防水層の種類や状態によって補修方法が変わります。

「防水工事が必要かどうか」だけでなく、「どんな状態だから何が必要なのか」を写真と合わせて説明してもらうことで、工事内容への納得感が変わります。

雨樋

3階付近の雨樋は、地上から目視で状態を判断するのが難しい場所です。

ゆがみ・外れ・詰まりがあっても気づかないまま時間が経ってしまうことがあります。

足場を解体する前に、縦樋・横樋ともに目視確認してもらうよう、業者に依頼しておくと安心です。

雨樋の詰まりは外壁の傷みにもつながる

雨樋の詰まりは、落ち葉や泥が積み重なって起きることが多く、特に3階屋根の近くに樹木がある場合は注意が必要です。

詰まったまま雨が降ると、樋から水があふれ、外壁を伝って染み込む経路になることがあります。

外壁塗装をきれいに仕上げても、雨樋の不具合が残っていると塗装が早く傷んでしまう原因になります。

シーリング(コーキング)

サイディング外壁の場合、ボードのつなぎ目にシーリング材が充填されています。

1階部分の劣化(ひび割れ・肉やせ)は比較的目につきますが、2階・3階部分は地上からでは状態を判断しにくく、傷みが残ったままになることがあります。

シーリングの劣化は外壁への浸水経路になるため、見積もりの段階で、2階・3階部分のシーリングも点検・補修の対象に入っているかを業者に聞いておきましょう。

増し打ちか打ち替えかを確認する

シーリング工事の方法には、今ある上から充填する「増し打ち」と、古いシーリングをすべて撤去してから打ち直す「打ち替え」の2種類があります。

傷みの程度にもよりますが、打ち替えのほうが耐久性が高く、15〜20年を超えた建物では「打ち替え」することが多いです。

見積書に「シーリング工事」と書かれていたら、どちらの工法かを確認しておくとよいでしょう。

軒天・破風板などの付帯部

屋根の軒先に取り付けられた軒天(のきてん)や、屋根の端にある破風板(はふいた)なども、足場がないと近くから状態を確認しにくい場所です。

地上から見上げただけでは、塗膜の剥がれや細かなひび、木部の傷みまでは分からないことがあります。

付帯部も点検対象に含めてもらう

そのため、外壁塗装で足場を組む際は、外壁だけでなく、軒天や破風板などの付帯部も点検対象に含めてもらうとよいでしょう。

傷みがある場合は、塗装だけで対応できるのか、補修や部材の交換が必要なのかまで、業者に説明してもらうことが大切です。

特に軒天は、ベランダや屋根裏の換気に関わる部材でもあります。

塗膜が剥がれて素地が露出していると、雨水や湿気の影響を受けやすくなり、素材によっては腐食が進むことがあります。

見た目の汚れや色あせだけで判断せず、素材そのものに傷みが出ていないかまで確認しておきましょう。


三階建ての見積もりで見ておきたい工事範囲



見積書を渡されたら、金額の合計だけでなく、どんな工事が含まれているかを把握しましょう。

確認しておきたい主な項目は以下のとおりです。

  • 足場の設置範囲(建物のどの面に組むか)
  • 飛散防止シートの設置範囲
  • 高圧洗浄の範囲(外壁全体か、一部か)
  • シーリング補修の範囲(2階・3階部分を含むか、増し打ちか打ち替えか)
  • 雨樋・軒天・破風板などの付帯部が含まれているか
  • ベランダ防水が含まれているか、別途対応か
  • 隣家に面した側や裏側の外壁も、足場の組み方や作業方法を含めて説明されているか

三階建ては足場と作業範囲が見積もりに関わる

三階建てでは、建物の高さがあるぶん、足場の組み方や作業範囲が見積もりに大きく関わります。

同じ延床面積であっても、外壁の凹凸、ベランダの数、隣家との距離、3階まわりの雨樋やシーリングの状態によって、必要な作業内容は変わります。

「坪数から計算した概算」だけでは、こうした条件まで反映されていないことがあります。

そのため、三階建ての外壁塗装では、業者に現地を見てもらい、足場・付帯部・2階3階部分の補修範囲を説明してもらったうえで、見積もり内容を確認しましょう。

「一式」表記だけでは範囲が分かりにくい

見積書に「外壁塗装一式」とだけ書かれている場合は、どこまで含まれているのかが分かりにくくなります。

雨樋・軒天・破風板・シーリング・ベランダ防水の有無を確認しておくと、工事後に「そこは別料金です」と言われて追加費用が発生する状況を避けやすくなります。

複数社の見積もりは同じ条件で比べる

複数の業者から見積もりを取る場合は、金額の高低だけでなく、同じ条件で比べられているかを確認しましょう。

たとえば、A社の見積もりには付帯部・シーリング・ベランダ防水まで含まれている一方で、B社の見積もりは外壁塗装のみという場合があります。

この状態で合計金額だけを比べると、安く見える見積もりが、実際には必要な工事を含んでいないこともあります。

現地調査の範囲と説明の具体性も見る

比較するときは、前述した確認項目を横並びにし、同じ範囲・同じ工事内容で比べられているかを見ておきましょう。

あわせて、見積もりを出す前に業者が建物のどこまで確認したかも見ておきましょう。

1階まわりだけを見て出された見積もりと、屋根まわりや3階ベランダまで確認した見積もりでは、説明される工事内容の具体性が変わります。

三階建てでは地上から見えない場所が多いため、金額だけでなく、現地調査の範囲と説明の具体性も、業者を選ぶ際の大切な判断材料になります。


見えない場所は写真で説明してもらうと判断しやすい



外壁塗装の工事で「本当に必要な補修だったのか」と後から不安になるケースのひとつに、「言われるままに工事をしたが、実際の状態を自分では確認できなかった」というものがあります。

三階建ての場合、住んでいる方が自分で確認できる範囲は限られています。

3階の外壁・雨樋・シーリングの状態は、地上から直接目視できないため、「業者に言われたから」だけでは判断の根拠が乏しく感じられることもあるでしょう。

上階の劣化は写真で説明してもらう

そこで、現地調査や足場設置後に「写真を撮って説明してもらう」ことが、判断の助けになります。

たとえば、

  • 「3階の雨樋のこの箇所がゆがんでいます」
  • 「シーリングがこの程度まで割れています」
  • 「ベランダ床のこの部分に防水の剥がれがあります」

こうした写真と説明があれば、「なぜこの工事が必要なのか」を自分で判断できます。

見積書の金額だけを見るのではなく、実際の劣化状況と工事内容が対応しているかどうかを確認する。それが三階建ての外壁塗装で特に大切な視点です。

施工後の写真も記録として残してもらう

写真の説明を求める際のポイントとして、「劣化している状態の写真」だけでなく、「工事後の写真」も記録として残してもらうよう依頼しておくことをお勧めします。

特に3階付近の雨樋補修やシーリング打ち替えは、完成後に地上から確認する手段がありません。

施工記録として写真を残してもらうことで、保証対応が必要になったときの根拠にもなります。

「写真を見せてほしい」と遠慮せずに伝えましょう。丁寧な業者であれば、こちらが言う前に用意してくれるはずです。


工事中の暮らしへの影響も事前に聞いておく



外壁塗装では、足場が建物全体を覆うため、工事中の暮らしにも一定の影響が出ます。

工事期間は建物の規模や状態によって異なりますが、一般的な三階建てでは2〜3週間前後かかることが多いです。

その間、玄関や駐車スペースの使い方、ベランダへの出入り、窓の開閉、エアコンの使用などに制限が出る場合があります。

工事が始まってから慌てないためにも、事前に工程表を確認し、生活に影響が出る日を把握しておきましょう。

玄関・駐車スペースの出入りを確認する

足場を組んだ後、玄関まわりに支柱が入る場合があります。

出入りに支障がないか、車の出し入れに影響が出ないかを、工事前に確認しておきましょう。

カーポートやテラス屋根への対応は足場計画に関わるため、見積もりの段階で説明を受けておくと安心です。

足場の配置を聞いておくと生活動線が分かる

特に三階建ては足場の高さがあるため、支柱を支えるジャッキベースが駐車スペースにはみ出すことがあります。

工事前に簡単な配置を聞いておくと、玄関や駐車スペースをどのように使えるかを具体的に把握できます。

洗濯物・窓・エアコンの制限日を確認する

塗装工事中は、作業エリアの安全確保や塗料の飛散防止のため、ベランダへの立ち入りを控える日があります。

その間は、洗濯物を外に干せないこともあるため、どのくらいの期間制限があるのかを工程表で確認しておきましょう。

室内干しやコインランドリーの利用など、代替手段を考えておくと慌てずに済みます。

窓やエアコンの使用制限も事前に聞く

また、塗装中は、においや塗料の飛散を防ぐために窓を閉めておく必要がある日もあります。

特に夏場は、換気や室温管理に影響するため、どの面をいつ塗装するのかを確認しておくことが大切です。

室外機まわりに足場が接近する場合や、塗料のにおいが強い作業日には、エアコンの使用を控えたほうがよいケースもあります。

使用制限が出る可能性がある日を業者に確認し、必要に応じて過ごし方を考えておきましょう。


まとめ|三階建ての外壁塗装は上階と足場まで確認しよう



三階建ての外壁塗装では、外壁そのものだけでなく、3階の雨樋・シーリング・ベランダまわり、足場の組み方まで含めて確認することが大切です。

建物の高さや隣家との距離によって、必要な作業や事前の配慮は変わります。

地上から見えない場所については、写真で状態を見せてもらい、見積書では足場・付帯部・上階の補修範囲が含まれているかを確認しておきましょう。

現地調査と説明の具体性も判断材料になる

費用の相場だけでなく、現地調査でどこまで見てもらえるか、説明が具体的かどうかも、業者選びの大切な判断材料になります。

グローリーは創業25年。 尼崎周辺で三階建ての外壁塗装をお考えの方は、建物の立地条件・外壁の状態・ベランダや雨樋の状況を含めて、まずは現地での調査からご相談いただけます。

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