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2025.08.01
施工について,豆知識

「外壁塗装の臭い、大丈夫?」気になる原因と対策、ニオイが少ない塗料の選び方


「外壁塗装の臭い、大丈夫?」気になる原因と対策、ニオイが少ない塗料の選び方


「外壁塗装って臭いがキツいって聞くけど…」

そう感じて、工事をためらっていませんか?


ご家族ににおいに敏感な方、においが体調に影響する方がいらっしゃる場合、躊躇するお客様が多いように感じます。

実際、塗料のにおいによる体調不良やご近所トラブルを心配する方は少なくありません。


この記事では、外壁塗装のにおいの原因から対策、においの少ない塗料の選び方まで、解説します。


外壁塗装のにおいはどこから来るの?



においが強く感じられるのは、油性塗料(溶剤系塗料)を使う場合。

塗料とは、樹脂を本体成分としていて、その樹脂を液体に溶かして塗りやすくし使用します。

塗った後、溶かした液体は蒸発してなくなり、本体成分だけが表面に残り『塗膜』になります。


「溶剤系塗料」とは、樹脂を溶かす液体に有機溶剤を使ったタイプの塗料のことで、この有機溶剤がにおいの正体です。

有機溶剤には、VOC(揮発性有機化合物)と呼ばれるにおいや刺激の強い成分があり、塗料の乾燥中に空気中へと揮発し、強いにおいを発します。


においによるリスクとは?



VOCが引き起こすにおいを単なる「不快なにおい」とあなどるのは禁物です。 以下のような健康への影響が報告されています。

  • 頭痛
  • 吐き気
  • 目や喉の刺激

とくに小さなお子さんや高齢者、ペットがいるご家庭では注意が必要です。

体が小さいぶん、におい成分の影響を受けやすくなります。


また、住宅が密集した地域では、近隣から苦情が出ることも。

におい対策は、家族のためだけでなく、周囲への思いやりにもつながります。


外壁塗装のにおい対策|工事中にできること

「においを完全に消すこと」は難しいですが、「減らす工夫」は可能です。 次のような対策が一般的に有効とされています。

  • 窓や換気口を閉めておく
  • 目張りや防臭シートなどで室内への侵入を防ぐ
  • 洗濯物は室内干しに切り替える

加えて、特ににおいが強く出る工程日を業者に確認しておくと便利です。



その日は外出したり、一時的に他の場所で過ごすという判断もできます。

においが少ない塗料はある?

あります。

においを抑えたい方には、「水性塗料」の使用が有力な選択肢になります。

水性塗料は、本体成分を溶かすときに水を使用する塗料です。 水にはVOCはまったく含まれていません。


そのため、VOCの排出量が大幅に少なくなり、においもかなり軽減されます。

(水溶性塗料でも、防腐剤や乾燥助剤などの補助成分として微量のVOCが含まれることがあるため、完全な無臭ではありません。)


水性塗料は溶剤系塗料と比べるとにおいの強さはごくわずか。

VOCが少なく大気を汚染しにくく、使用後の道具も水で洗えるため、強い溶剤を使わずに済み、排水の処理が簡単で安全。


こういった理由から環境負荷が少ない塗料であり、住宅街や保育園、学校の近くでも使われるほど、やさしい塗料として普及が進んでいます。


ご近所への配慮も忘れずに



塗装工事は自宅だけの問題ではありません。

ご近所トラブルを避けるには、事前のあいさつや簡単な説明が効果的です。


「何日ごろににおいが出る工程がある」と伝えておくだけで、印象が大きく変わります。

また、丁寧な対応をしてくれる業者選びも重要です。

施工の技術だけでなく、コミュニケーション力や配慮の姿勢もチェックポイントに加えましょう。


においが不安なら、事前相談が安心への第一歩

  • においの少ない塗料を選ぶ
  • ご近所へ配慮する
  • 業者としっかりコミュニケーションを取る

これだけでも、工事中のストレスはぐっと減らせます。

においが気になる、という場合はまずはお気軽にご相談ください。

においの不安を解消することが、快適な住まいづくりへの第一歩になります。



まずは一度、専門業者にご相談を。

あなたの不安を解消する一歩が、快適な住まいづくりにつながります。


グローリーでは水性塗料の提案も可能です

弊社グローリーでは、においが少なく、安全性の高い水性塗料をご提案しています。

ご家族構成やご近所の環境などを伺ったうえで、最適な塗料選びをサポートします。


ご不安な点があれば、事前にしっかりご説明いたしますので、お気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちらから