
そのひび割れ、大丈夫?コーキングの劣化が建物に与える影響

外壁塗装を検討し始めると、よく耳にするのが「コーキング工事」という言葉です。
「ただの隙間埋めではないの?」「塗装だけで十分では?」
と、 何をする工事なのか、本当に必要なのかわからない、と感じる方も少なくないようです。
実は、コーキング工事は雨漏りや外壁の劣化防止に直結する重要な工事。
見た目には目立ちにくいものの、外壁を長く保つためには欠かせない役割を担っています。
この記事では、コーキング工事の役割、劣化のサイン、実際の工事の流れをわかりやすく解説します。
コーキングは隙間を埋める材料
コーキングとは、外壁材の継ぎ目や窓サッシの周囲など、建物の「隙間」を埋めるために充填されるゴム状の材料のことです。
※コーキングはシーリングとも呼ばれます。
コーキング工事とは?
「コーキング工事」とは、経年劣化によって弾力性を失ったり、ひび割れたりした古いコーキング材を取り除き、新しい材料を隙間なく充填し直す作業を指します。
単に隙間を埋めるだけでなく、下地処理や専用の接着剤(プライマー)の塗布など、専門的な技術を要する防水工事の一種です。
主に施工される場所
- サイディング外壁の目地:板状の外壁材同士の継ぎ目
- 窓・サッシまわり:サッシの枠と外壁の境目
- 取り合い部分:外壁と軒天(屋根の裏側)など、異なる部材が合わさる場所
建物における「防水クッション」の役割があり、住宅の気密性や防水性を維持するために欠かせない存在です。

コーキング工事が必要な2つの大きな理由
なぜ塗装だけでなく、コーキングの補修が必要なのでしょうか。
1.雨水の浸入を防ぐ
コーキングに弾力があれば、隙間をぴったりと埋めてくれて、水が入ることはありません。
しかし、劣化すると隙間から建物内部へ水が染み込み、雨漏りの原因となります。
「コーキングの劣化 = 建物の防水性能の消失」と言っても過言ではありません。
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2.建物の動きを吸収する(緩衝材)
建物は地震や気温の変化、道路を走る車の振動などで微妙に動いています。
コーキングの弾力がクッションとなって伸び縮みすることで、外壁材同士がぶつかって割れたり欠けたりするのを防いでいます。
こんな症状が出たら要注意|コーキングの劣化サイン
コーキングの寿命は一般的に5〜10年ほど。
以下のような症状があれば、メンテナンスを検討しましょう。
- ひび割れ(亀裂)がある
- 硬くなって弾力がない
- すき間が空いている
- コーキングが剥がれている
- 触ると粉が出る(チョーキング)、裂ける
これらの症状を放置すると、雨漏りや外壁内部の腐食につながり、結果的に補修費用が増大してしまう可能性があります。
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コーキング工事の主な工法

コーキング工事には、主に2つの工法があります。
打ち替え工法
古いコーキングを撤去して新しく施工する方法です。
耐久性が高く、外壁塗装と同時施工に適しています。
目地部分は基本的にこの工法が使われます。
増し打ち工法
既存コーキングの上から補充する方法です。
古いコーキングを撤去することで、サッシまわりの防水部材や建物を傷つけてしまったりする場合は、この工法を使います。
コーキング工事の流れ(一般的な手順)
工事は通常、以下の手順で進みます。
- 現地調査・劣化状況の確認
- 既存コーキングの撤去(打ち替えの場合)
- 清掃・下地処理
- プライマー(接着剤)塗布
- 新しいコーキング材の充填
- ヘラ押さえ・仕上げ
- 乾燥・養生
外壁塗装との工程の関係
外壁塗装とセットで行う場合、「塗装前」にコーキングを仕上げるのが一般的です。
コーキングの上から塗装を被せることで、日光(紫外線)からコーキング材を保護し、より長持ちさせることができます。
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外壁塗装と同時に行うべき?
外壁塗装とコーキング工事は、同時に行うことが推奨されています。
その理由として、足場を共用できるため合理的であること、塗装後にコーキングをすると不具合が出やすいこと、耐用年数をそろえられるメリットがあることが挙げられます。
また、見た目と防水性の両立という点でも有利です。
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外壁塗装と屋根塗装は同時に行うべき?メリット・デメリットを徹底比較!
コーキング工事を軽視すると起こりやすいトラブル
「まだ大丈夫だろう」と先延ばしにすると、以下のような問題が発生します。
- 塗装しても雨漏りが止まらない
- 数年で塗膜が剥がれる
- 外壁内部の腐食に気づきにくい
コーキング工事で重要なのは「材料」と「施工品質」

コーキング工事の品質を左右するのは、材料と施工品質です。
コーキング材にも種類があり、耐久年数が異なります。
また、どんな塗料と組み合わせるかも重要なポイントです。
職人の施工精度によって寿命が変わるため、見積書では工法や材料名をしっかり確認することが大切です。
外壁を守る「要」はコーキングにあり
コーキング工事は「脇役」ではなく、外壁を守る重要な工事です。
塗装だけでは家を守ることはできません。
「うちの壁のコーキングは大丈夫かな?」と不安に感じたら、 まずは専門家による診断を受けることをおすすめします。
グローリーの無料診断をご活用ください
グローリーには、「外壁診断士」「屋根診断士」が在籍しています。
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「まずは状態だけ知りたい」という方も大歓迎です。
無料診断・無料見積もりを行っておりますので、お気軽にご相談ください。




