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2025.07.11
施工について

外壁塗装が防犯対策に?見た目だけじゃない塗装の意外な効果とは


外壁塗装が防犯対策に


外壁塗装と聞くと、「見た目をきれいにするためのもの」「劣化を防ぐメンテナンス」というイメージが強いかもしれません。

しかし実は、防犯対策としての効果も注目されつつあります。


「えっ、塗装と防犯って関係あるの?」と不思議に思う方もいるでしょう。

ですが、外壁の状態や色選びが、犯罪の抑止に一役買っていることもあるのです。


今回は、外壁塗装が防犯にどう関係するのかをご紹介します。

外壁がきれいだと犯罪が起きにくくなる理由


きれいに塗装された家は、それだけで「きちんと管理されている」という印象を与えます。

侵入窃盗の犯行では「住人が在宅か不在か」「防犯設備があるか」などの要素が下見の段階でチェックされていることが分かっています。


では、外壁が劣化してボロボロの家と、定期的に塗り直されている家――どちらが狙われにくいでしょうか。

整った外観の家は、防犯意識が高そうに見えるため、侵入のリスクが高いと判断され、避けられる傾向があります。


また、こうした意識は家だけでなく、地域全体にも広がります。

きれいな家が多いエリアは、それだけで防犯意識が高いと見なされやすく、犯罪の抑止力にもつながるのです。


色や質感の工夫で「隠れにくい家」に




色の選び方も、防犯面では意外と大事なポイントです。

白やベージュ、ライトグレーといった明るい色味は、光をよく反射し、建物全体が見えやすくなります。


これは、不審者が身を隠しにくくなるという意味で有効です。

つやのある塗料を選べば、夕方以降の視認性もアップ。 


人目を意識させる環境は、それだけで不審な行動を抑止します。

もちろん、「色だけで防げる」というわけではありませんが、見られやすい家づくりは、防犯対策の基本です。


防犯性能を意識した塗料の選択肢


最近では、塗料そのものにさまざまな機能を持たせた製品が登場しています。

たとえば、耐久性や防水性、耐候性に優れた高機能塗料を使うことで、外壁の強度を高く保つことができます。


これにより、外壁がひび割れたり破損したりしにくくなり、劣化による“スキ”を与えにくくなるのです。


特に注目したいのが、防水性の高い塗料の効果。

雨水が内部に侵入するのを防ぐことで、美観だけでなく構造そのものを守る役割を果たします。


外壁の劣化と侵入リスクの関係




外壁の劣化は、見た目の問題にとどまりません。

構造的な強度の低下を招くため、物理的な防犯性にも関わってくるのです。


たとえば、経年劣化でモルタルにひびが入ったり、サイディングが浮いたりすると、外から工具で破壊されやすくなります。

バールやドライバーを差し込めるすき間ができれば、こじ開けがスムーズに行われてしまう可能性も。


さらに問題なのが、水の侵入による内部腐食です。雨漏りが起きると、壁の中の木材が腐ったり、金属部が錆びたりしてしまいます。

そうなると、家の“防御力”そのものが落ちてしまいます。


そして見逃せないのが、劣化箇所からのアクセスのしやすさ。 

外壁にひびやすき間、剥がれがあると、もともと構造的に弱い部分


たとえば窓まわりや通気口、配管の出入り部分へのアクセスが簡単になります。


本来ならコーキングなどで密閉されているはずのすき間が開いていると、侵入者はそこに工具を差し込み、サッシやカバーを外して侵入を試みる可能性があります。

特に夜間や人気のない時間帯には、静かにこじ開けられるような場所が狙われやすいのです。


画像


塗料で守るという視点



このように、水による内部腐食や建材の劣化を防ぐことは、結果として建物の外部構造の強度を保つことにつながります。


つまり、建物に物理的な侵入を試みる際の「突破のしやすさ」を下げる効果が期待でき、不正侵入リスクの低下にもつながるのです。


また、防カビ・防藻性能を持つ塗料を使えば、長期間にわたり清潔な印象を保ちやすくなり、「きちんと管理されている家」として、防犯意識の高さを周囲に示すことができます。


外壁塗装とあわせて考えたい防犯の工夫


とはいえ、外壁塗装だけでは、防犯対策としては不十分です。


たとえば、防犯カメラやセンサーライトを設置すれば、視覚的な抑止力が加わります。

「防犯カメラあり」の表示を日本語だけでなく外国語でもわかるよう掲示することも◎。


塀やフェンスの高さ、隠れる場所の有無、植木の手入れ状況も重要です。

これらと外壁の視認性を組み合わせることで、「見張られている」「すぐに見つかる」という環境をつくることができます。


さらに、定期的な外壁メンテナンスは、今も人が住んでいて、気を配っている家という印象づけになり、特に空き巣などの侵入犯罪に対して有効です。


外壁塗装は“防犯の第一歩”


外壁塗装は、単に家を美しく保つためのものではありません。

  • きれいな外観は、防犯意識の高さを示すサインになる
  • 明るく視認性の高い色や質感で、侵入者が隠れにくい環境をつくれる
  • 機能性塗料を選べば、物理的な強度や美観の維持にも貢献する

大げさに聞こえるかもしれませんが、「塗装で防犯」という視点はこれからの住まいづくりでは重要になってくるかもしれません。 

家族の安全、そして地域の安心を守るために、外壁塗装にも防犯目線を取り入れてみてはいかがでしょうか?


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